認定薬剤師の種類と取得方法|全18種を現役が解説 現実的な選び方

認定薬剤師は18種類あり、それぞれ取得方法・費用・年収への影響が異なります。現役薬剤師が研修認定薬剤師・専門薬剤師・領域別認定の違いを整理し、業態別の現実的な選び方を解説します。

現役薬剤師(薬剤師歴10年以上/本業年収970万円・副業含め1,000万円超)

認定薬剤師を取ろうかと考えたとき、最初に詰まるのが「種類が多すぎる」という壁です。

研修認定、専門薬剤師、領域別認定…それぞれ取得団体も違えば、要件も違う。私自身、認定取得を相談されることが多く、その都度「何を目的に取るのか」を最初に確認します。

この記事では、18種類を一覧で整理し、業態・キャリア目標別に「現実的な選び方」を解説します。

この記事の結論

  1. 認定薬剤師は本記事整理で18種類。業態(病院/薬局/ドラッグストア)と目的で選ぶべき認定が変わる
  2. 年収への直接効果より、キャリアの幅を広げる効果が大きい認定が多い傾向
  3. 「研修認定薬剤師」は最も汎用性が高く、最初の1つに向いています

認定薬剤師とは ─ 種類と全体像

認定薬剤師と専門薬剤師の違い

認定薬剤師は研修受講・実務経験で取得できる広いカテゴリ。専門薬剤師は学会・特定領域での実績要件があり、より高度な専門性を示す資格です。

18種類の一覧(執筆者整理・取得団体別分類)

主な認定・専門資格は、研修認定薬剤師・がん専門薬剤師・感染制御専門薬剤師・在宅療養支援認定薬剤師・プライマリ・ケア認定薬剤師・精神科薬物療法認定薬剤師・妊婦授乳婦薬物療法認定薬剤師・小児薬物療法認定薬剤師など、本記事整理で18種類です(取得団体別)。

取得しやすさ・汎用性で選ぶ ─ 研修認定薬剤師

研修認定薬剤師の取得者数と全薬剤師に占める割合

公益財団法人日本薬剤師研修センター 2024年公表値の取得者数 約5万830人。厚生労働省『令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計』の薬剤師総数約32.3万人を分母とすると15%超に相当します。
出典:公益財団法人日本薬剤師研修センター/厚生労働省「令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計」

取得方法・費用・更新要件

研修受講で単位を集め、3年で40単位の取得が要件。費用は受講料・更新料を含めて3年で数万円程度。3年ごとの更新があります。

領域別の専門性で選ぶ ─ 専門薬剤師

がん/感染制御/精神科/妊婦・授乳婦/在宅医療など

がん専門薬剤師(日本医療薬学会)、感染制御専門薬剤師、精神科薬物療法認定薬剤師、妊婦授乳婦薬物療法認定薬剤師、在宅療養支援認定薬剤師など、領域別の専門資格が複数あります。

それぞれ実務経験・学会発表・研修受講の組み合わせで取得要件が設計されており、3〜5年の準備期間が必要です。

業態別の現実的な選び方

病院薬剤師に向く認定

がん専門薬剤師・感染制御専門薬剤師・精神科薬物療法認定薬剤師など、医療チームに直結する認定が向きます。病院での昇進・専門部署配属に直接影響する場合があります。

調剤薬局薬剤師に向く認定

研修認定薬剤師・在宅療養支援認定薬剤師・プライマリ・ケア認定薬剤師など、外来・在宅医療に対応する認定が向きます。

ドラッグストア薬剤師に向く認定

研修認定薬剤師・OTC関連の認定(地域薬学ケア専門薬剤師など)。OTC接客・セルフメディケーション支援への専門性を示せます。

認定取得が年収・キャリアに与える効果

直接効果(資格手当・昇給)

職場により0円〜月数万円の幅があります。「資格手当が出る職場」を事前に確認するのが現場感覚です。

間接効果(転職市場での評価・専門性の言語化)

転職市場での「専門性の言語化」には強く効きます。書類選考・面接で「なぜこの認定を取ったか」を3行で言えると、評価が一段上がります。

取得スケジュール例(働きながら2〜3年で取る場合)

研修認定薬剤師なら3年で40単位を計画的に積み上げる方式。専門薬剤師は3〜5年の中長期計画で、業務時間内・外の研修参加と学会発表をスケジュール化します。

薬剤師たけすた 薬剤師たけすた

正直に言うと、認定薬剤師を取って年収が直接ジャンプするケースは多くありません。ただ、転職市場での「専門性の言語化」には強く効きます。年収より「次の選択肢が増える」ための投資として考えると、判断が楽になります。

現役薬剤師としての本音 ─ 私が後輩に勧める順番

ここからは、私自身の本音です。

後輩から最初の認定を相談されたとき、私が勧めているのは「研修認定薬剤師」です。理由は3つあります。汎用性が高い、要件が明確、業態を問わず評価される。

領域別の専門薬剤師は、自分が深掘りしたい領域が決まってから取るほうが効果的です。「とりあえず取る」と更新要件で疲弊することがあります。

認定は手段であって目的ではありません。「何のために取るか」を3行で言語化してから動くと、選ぶ認定が自然に絞れます。

まとめ ─ あなたに合う認定を、診断で絞ります

18種類を読んでも、自分にどれが合うかは判断しにくいものです。

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